毎日の食事を庭ですることは難しいまでも、休日のランチやディナーは、外の空気を感じながら、わが家でリゾート気分を楽しむ……。そんな非日常なシチュエーションを楽しむための庭づくりをする上で、工夫したいところに注目してみましょう。
洋風?和風?目指すスタイルを決めよう
庭で食事することを前提にプランニングする場合、まずは目指すスタイルを決めることから始めます。洋風ならテーブルと椅子を置くことが基本となり、和風ならちゃぶ台またはお膳をしつらえて、床に座ることが基本となります。その場合、テーブルについた時と床に座る時では、目線の高さが異なるため、視線の行き先をうまくコントロールするポイントを、庭のデザインに落とし込む必要があります。視線の先に目にとまりやすいガーデンアクセサリーをしつらえると、庭に奥行きを感じやすくなります。
スタイルに合ったガーデンファニチャーを選ぶ
あなたが目指すスタイルは、洋風、和風でしょうか。あるいはアジアン、モダンかもしれません。庭全体に統一感をもたらすためにも、選んだスタイルに合った、色や素材の選択をすることが大切です。特にガーデンファニチャーはその庭のイメージやグレードを決定づける主役となるので、厳選しましょう。家族の人数分の椅子と、それに合うテーブルの大きさを割り出すと、庭のなかでダイニングとして必要な広さがおのずと導かれます。
食事の準備、片付けのために利便性を高める工夫
庭とキッチンが離れている場合、食器や料理の配膳、後片づけの往復に追われることがあります。その場合は、思い切ってガーデンシンクを設けるのもひとつの方法。ちょっとした洗いものや片づけができるので、とても便利です。また、バーベキューが大好きな家庭では、思い切ってバーベキュー炉やピザ釜をしつらえて、庭のアクセントにしてしまうのもアイデアのひとつです。